MSR スノーシュー 色々。機能、特徴、おすすめ 比較。

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

今シーズンは比較的に雪が早めに降って、皆さんも新雪の恩恵を多く受けられたのではないかと思います。

きっと何回も雄叫びをあげた方も多いんでしょうね〜。

そんな中私は、しつこい風邪に一ヵ月近く悩まされていました。。

皆さんの楽しそうなSNSなどを観ながら、楽しみにしていた1月は足早と過ぎ去っていきました。。

ホント健康第一ですね。

今回は、そんなノートラックパウダーを求め、手つかずの自然の中へアプローチするバックカントリーの道具、スノーシューです。

スノーシューの中でも王道の MSR のスノーシューをまとめました。

より簡単に自分に合ったものを↓
【MSR スノーシュー 色々 優先順位で選択。選び方。】

こんにちは。 先日は北海道で雪が積もったみたいですね。 まだ降るんですね~。 さすが北海道。。 さて以前記事...

参照:MSR – Mountain Safety Research Facebook

MSRオフィシャルサイト↓

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初めに

MSR のスノーシューは全3シリーズの計8モデルあります。
プラス子供用が2モデル。

LIGHTNING シリーズ

最軽量、最上級シリーズ。

REVO シリーズ

最上級のLIGHTNINGシリーズと、定番のEVOシリーズの良いとこ取りの、
セカンドシリーズ。

EVO シリーズ

必要機能を備えた、定番シリーズ。

今回はその中のスノーシューのメリットである、ヒールリフト機能が付いているモデルに絞って紹介します。

サイズ

男性用
【22インチ】 20cm×56cm
【25インチ】 20cm×64cm
【30インチ】 20cm×74cm
と3種類。

女性用
【22インチ】 18cm×56cm
【25インチ】 18cm×64cm
と2種類。

EVOシリーズだけ、21cm×56cmと多少幅広です。

左が女性用。右が男性用。↓

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

女性用の方が2cmほど幅が狭くなっていて取り回しがしやすい様になっています。

ただ、男性でも取り回しのしやすさ、軽さを考えてあえて女性用を選んでいる方もいます。

大きさは上位2シリーズ共通。

EVOシリーズだけ、21cm×56cmと多少幅広です。

バインディング(取り付け方法)

次にバインディングシステム(取り付け方法)を紹介です。

お勧めの上位2シリーズ

LIGHTNING シリーズ

②REVO シリーズ

にはそれぞれ

アッセントシステムと、
エクスプローラシステム

という二種類の選択肢があります。

③EVO シリーズ

アッセントシステムと、
YONEX社のステップイン用のアキュブレイドシステムがあります。

アッセント システム 

参照:MSR – Mountain Safety Research Facebook

アッセントシステムには二種類あります。

どちらも踵に一本、足の甲側に三本の計4本のベルトでホールドをします。

①ライトニングシリーズとREVOシリーズに採用されている「ポジロックATバインディング

踵側と足の甲側を独立させ、ツーピース構造で、ブーツ種類を選ばず固定。

-30°でも柔性を保つウレタン製バンドで寒冷地でも安心。

②EVOシリーズに採用されている「トライフィットバインディング」。

こちらはワンピース。

こちらはラバーベルト。

【メリット】

・ベルトが4本あるので、フィット感の調節がしやすい。

・トラバースの際、足がずれる心配が少ない。

◎山で一つのベルトが切れたとしても、なんとか対応できる。
踵側が切れてしまうとどうにもならないので、こまめにチェックしてください

【デメリット】

・ベルト装着に少々時間がかかる。

エクスプローラー システム 

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

「ハイパーリンク バインディング」というスノーボードのバインの様な2本のストラップをラチェットで締め付けるタイプ。

【メリット】

◎とにかくラクに素早く装着可能!!

・アッセントシステムより約100g軽い。

・アッセントシステムより低価格。

【デメリット】

・足の甲と踵の2本構造の為、故障した場合のリカバリーが難しい。

・事前にストラップの長さ調節など、ブーツとのセッティングをする必要がある。

私の意見になりますが、

装着のしやすさ、スピードを求めるなら
エクスプローラーシステム。

トラバースなど多く堅実にいくなら アッセントシステム。

と言った感じでしょうか。

※YONEXのアキュブレイド対応のブーツを持っているなら、EVO アキュブレイドがダントツで早いです。

以前 アッセントシステム を使用した際、途中で付け外しをしなくてはいけない場面がありました。
その時、ベルトの脱着がちょっと大変だなと思ったことはありました。

ベルトやラチェット等が故障した時の為に、長めの靴紐やスキーストラップを携帯しておくと安心だと思います。
(万が一のブーツの故障にも対応できますし)

それでは各モデルの紹介です↓

LIGHTNING シリーズ

MSR の最上級シリーズ。

デッキ面は強度の高い布の様な素材で軽量化を図ています。

側面のフレームが360°囲むように覆われていて、裏に二本ある鋸歯によって雪面をガッチリとらえ、
より
急な斜面のトラバースなどに柔軟に対応。

逆に下りを歩く際、裏に二本ある鋸歯と360°囲むフレームがによって滑らす事が難しい。

下ることの少ないスノーボードバックカントリーには最適。

男性用が3サイズ展開。女性用2サイズ展開。

LIGHTNING ASCENT
ライトニング アッセント

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

スノーシューと言ったら

ライトニング アッセント

というほど使用率が高いモデル。

MSR の最上位モデル

裏山で見かける方々のほとんどがこちらです。

取り付け方法は↑で紹介した「ポジロックATバインディング」で
4本のウレタン製のベルトを締め付けてホールドを高めます。

急な斜面のトラバースなどでのブーツのずれを最低限に抑え、よりシビアな山に最適。

男性用

【22インチ】
サイズ 20×56cm
重量(ペア)1.81kg

【25インチ】
サイズ 20×64cm
重量(ペア)1.88kg

【30インチ】
サイズ 20×74cm
重量(ペア)2.15kg

女性用

【22インチ】
サイズ 18×56cm
重量(ペア)1.68kg

【25インチ】
サイズ 18×64cm
重量(ペア)1.76kg


LIGHTNING EXPLORE
ライトニング エクスプローラー

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

こちらも「ライトニング アッセント」と同じタイプですが、取り付け方法が違います。

↑で紹介した様に、「ハイパーリンク バインディング」という
スノーボードのバインの様な2本のストラップをラチェットで締め付けるタイプになります。

スピーディーに簡単に取り付けれるのが魅力。

なをかつ「ライトニング アッセント」より約100g程の軽量。

MSR 全モデル最軽量になります。
(ヒールリフト機能があるモデルの中で)

また価格も「ライトニング アッセント」より多少低価格になります。

男性用

【22インチ】重量(ペア)1.69kg
【25インチ】重量(ペア)1.76kg
【30インチ】重量(ペア)2.04kg

女性用

【22インチ】重量(ペア)1.58kg
【25インチ】重量(ペア)1.66kg

参照:Mochizuki Outdoor Tools YouTube

REVO シリーズ

最上位シリーズのライトニングシリーズと、定番のEVOシリーズの良いとこ取りをした、新たに追加になったセカンドシリーズ。

こちらは全面プラスチックで出来ています。
穴が開く心配がないという点で、どんな場所でも積極的にタフに使えるのが魅力です。

側面のフレームと裏に一本の鋸歯によって雪面をガッチリとらえトラーバースなどにもしっかり対応。

ライトニングシリーズと比べるとフレームが360°囲まれていないのと、
鋸歯が少ない分、下り等で滑らせやすい。

男性用が 2サイズ。女性用 1サイズ。

REVO ASCENT
レボ アッセント

参照:The Passionate Paddler Facebook

取り付けは「ポジロックATバインディング」により、
4本のウレタン製のベルトを締め付けてホールドを高めます。

ブーツのずれを最小限に抑えます。

最軽量の「ライトニング エクスプローラー」より約230g程重い。

男性用

【22インチ】重量(ペア)1.92kg
【25インチ】重量(ペア)2.03kg

女性用

【22インチ】重量(ペア)1.81kg

REVO EXPLORE
レボ エクスプローラー

参照:MSR – Mountain Safety Research Facebook

こちらも↑で紹介した様に、「ハイパーリンク バインディング」というスノーボードのバインの様な2本のストラップをラチェットで締め付けるタイプになります。

最上級の「ライトニングアッセント」とほぼ同じ重量。

最軽量の「ライトニングエクスプローラー」より約100g重い。

同シリーズの「REVOアッセント」より約100g軽量。

男性用

【22インチ】重量(ペア)1.80kg
【25インチ】重量(ペア)1.92kg

女性用

【22インチ】重量(ペア)1.71kg

EVO シリーズ

MSRの定番モデル。

スノーシューに必要な機能をバランスよく備え、プラスチックで出来ていて耐久性が高いです。

裏面に縦に平行したスチール製のトランジションレールによりグリップ力に優れ、トラーバース時の横ずれを防ぎます。

こちらもライトニングシリーズと比べるとフレームが360°囲まれていないのと、
鋸歯が少ない分、下り等で滑らせやすい。

バインディングシステムはアッセントシステムと、YONEXのステップイン「アキュブレイド」対応の二種類になります。

サイズは、21×56cm の一つのみで、上位2シリーズより1cm程 幅広。

女性用の設定はありません。

EVO ASCENT
エボ アッセント

参照:MSR – Mountain Safety Research Facebook

取り付けは「トライフィットバインディング」により、
4本のラバーベルトを締め付けてホールドを高めます。

最軽量の「ライトニング エクスプローラー」より約150g程重い。

重量 1.84kg

DENALI CLASSIC ASCENT
デナリクラシックアッセント

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

1996年に登場したモデルを日本限定で復活。

現在のEVOシリーズの物とは多少形が違いますが、ほぼ同じ。

デナリバインディングという 「トライフィットバインディング」と同じような旧タイプの取り付けシステム。

サイズ 20cm×56cm

重量 1.79kg

数量限定で、MSRスノーシューのヒールリフト機能が付いているモデルの中で一番低価格。

EVO ACCUBLADE
エボ アキュブレイド

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

参照Mochizuki Outdoor Tools YouTube

こちらは誰でも使える訳ではないのですが、ヨネックスの社のステップインシステム「アキュブレイド」対応のスノーシューになります。

重量 1.85kg

こちらも数量限定ですが、

アキュブレイドブーツだとステップイン出来ちゃいます。

非常にラクです。

ただ、残念な事に今シーズンは事情により、ヨネックスの社 アキュブレイドシステムのステップインはブーツ、バイン共に販売中止になってます。

2018/19シーズンも発売の予定はないそうです。

しかし、開発チームは残っているそうですので、2019/20シーズンに復活を期待しております!

是非復活してほしです!!

YONEX「Accublade」を詳しく書いた記事↓

ステップインタイプ第二弾は、YONEX 「ACCUBLADE」です。 こちらは、紹介した通り2017/18と2018/19の販売は...

代わりと言ってはなんですが、今シーズン Burton から販売されている「ステップ オン」に対応してもらえないかなぁ。

なんて声もそのうち出てきそうですね。

BURTON 「ステップ オン」について書いた記事↓

先日書きました、現在のところスノーボードでステップインシステムは何種類あるのかをまとめました↓ 【スノーボードのステップインていく...

共通機能

ヒールリフト機能

 

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

また、今回紹介したモデル(EVOノーマルと子供用は除く)にテレベーターと呼ばれるヒールリフト機能がついています。

ヒールリフト機能とは、踵についているコの字型の金具を上げることにより、登り斜面でも足を水平近く保つことができる機能です。

それにより足への負担が軽減されます。

このヒールリフトがスノーシューの売りの一つでしょうね。

やはり登りの際、非常に楽です。

フローテーションテイル

 

参照:Mountain Safety Research – MSR – Japan Facebook

全てのシリーズ(子供用は除く)に フローテーションテイル があります。

より深く、柔らかい雪の時や、荷物が多い時などに後付けできるテールです。

ライトニング 用

サイズ 16×25cm
重量(ペア)268g

レボ 用

サイズ 17.5×28cm
重量(ペア)378g

エボ 用

サイズ 18×29cm
重量(ペア)364g

とこの様にそれぞれのモデルに機能が付きます。

体重別サイズ対応表

あくまでも参考でお願いします。

中には男性の方でも、取り回しのしやすさと軽さを求めて女性モデルを履いている人もいます。

雪の深いラッセル時などは、どのサイズでも多少埋まると思います。

終わりに

スノーシュー選びに迷ったら

ライトニング アッセント

を選べば、まず問題無いでしょう!

それは確かです。

本当に使っている方が多いです。

また、急斜面のトラバースなどよりシビアな場所に行く場合はやはり
ライトニング アッセント」が最適です。

入門編として、お求めやすさであれば、
デナリ クラシック アッセント」か
EVO アッセント

一番軽い物を選ぶならば
ライトニング エクスプローラー

機能、価格、使いやすさ、で平均的に選ぶなら
REVO エクスプローラー

とにかく着脱のしやすさで、YONXのアキュブレイドブーツでであれば
EVO アキュブレイド

と言ったところでしょうか。

あくまでも私の意見になりますのでご了承ください。

ここからが私が気になっているシュー 達です↓

と思ったのですが、長くなってしまったのでまた次回にしたいと思います。

まず山で見かけた事がないモデル達ですので非常に面白いかと思います。

より簡単に自分に合ったものを↓
【MSR スノーシュー 色々 優先順位で選択。選び方。】

こんにちは。 先日は北海道で雪が積もったみたいですね。 まだ降るんですね~。 さすが北海道。。 さて以前記事...

スノーシューをより軽くしたいと思う方↓
【VERTS バース スノーシュー。軽く。直登へ。】

なにやら先日の立山では、20〜30cm積もったみい。 立山やはり凄い。。 この時期でもスノーシューが必要な積雪。...

スキーシューはどうでしょう?↓
【DRIFT, MTNAPPROAC, YUPI スノーシュー ってよりは スキーシュー?】

もう、シーズンOFFしてしまった方もだいぶいるんじゃないかと思います。 かく言う私もその中の一人です。。 冬が終わるのは早いもの...

バックカントリーエリアは、スキー場とは違い、全く管理されていません。
大自然を相手に遊ばせてもらう体験です。
自然は素晴らしくもあり、厳しくもあります。
遭難、滑落、雪崩、怪我等 色々なリスクが常にあります。
毎年必ず事故や遭難等が起きております。
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その辺りを踏まえて、自然に敬意を払いながら参考にして頂ければと思います。

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