目次
先日、【スノーシュー色々。王道の MSR 編】で、YONEXのステップイン「アキュブレイド」に対応したスノーシューを紹介しました。
前回の記事↓
【スノーシュー色々。王道の MSR 編】
そこで、「アキュブレイド」の発売中止や、BURTON の「Step On」などの事を書きました。
そこで、現在スノーボードでスッテプインはどの位あるのかを私が調べた範囲でまとめてみました。
現在の段階でステップインには、二種類のタイプがあります。
専用ブーツと専用バインが必要な
ステップインタイプ。
専用ブーツを必要とせず、ハイバックが倒れ踵側から足を入れる
リアエントリータイプ。
ステップイン タイプ
たしか、今から20年~15年前位にスッテプインは全盛期だったと思います。
自転車のペダルロックで評判だった SHIMANO が K2 と共同開発した辺りからステップインが出始めたそうです。
VANS や BURTON、KISSMARK 等々色々ありました。
その後、SHIMANO と共同開発の K2 と、SHIMANO を引き継いだ YONEX 以外はほとんど目にしなくなりました。
どちらも SHIMANO の技術が生かされて今まで残っています。
ステップインタイプは各メーカーのバインディングシステムにたいして、それぞれの専用ブーツが必要になります。
YONEX Accublade
ヨネックス アキュブレイド
参照:YONEX Snowboard Japan【ヨネックス スノーボード】Facebook
元々は SHIMANO が作っていたステップインシステムを、撤退の際に技術を引き継いだYONEX。
ただ残念なことに、2017/18シーズンと2018/19シーズンの販売は中止になっています。
YONEX「Accublade」を詳しく書いた記事↓
【YONEX ACCUBLADE ステップイン の魅力。】
【2019年2月4日 追記】
2019年2月2日より、モデル個数限定復活をするそうです。
詳しくはこちらで↓
K2 Clicker
ケーツー クリッカー
K2 も、今は無き SHIMANO と共同開発をした「CLICKER」モデルが現在も販売中です。
K2「Clicker」について詳しく書いた記事↓
【K2 CLICKER ステップイン & CINCH リアエントリー の魅力。】
NITRO THE SELECT CLICKER TLS
参照:nitrousa.com
こちらも、 K2 のシステム「CLICKER」を使用したナイトロのステップイン。
NITRO「THE SELECT CLICKER TLS」について書いた記事↓
【ナイトロ ステップイン「THE SELECT CLICKER TLS」】
BURTON Step On
バートン ステップオン
2017/18シーズンに BURTON から「Step On」が登場しました。
BURTON からステップインタイプの復活です。
BURTON「STEP ON」を詳しく書いた記事↓
【BURTON STEP ON ステップインの魅力。】
【メリット】
着脱が早い。
ストラップが無い為かがむ作業がない。
バインディングが軽い。
【デメリット】
ブーツとバイン両方の購入が必要の為、費用がかさむ。
ブーツが重い。
座って履くことが難しい。
物理的に、足を覆っていないために外れた時のリスクが高い。
(普通に使用している分には外れる事は無い)
やはりメリットとしては、着脱が早いことですね。
慣れると、リフトを降りてそのままスタートできます。
これは、本当に早いです。
それに、昼飯食べた後なんかは、ストラップバインをかがんでつけるのにお腹がつっかかって、吐きそうになりますからねw
ほんとラクです。
デメリットととしては、やはり費用がブーツ、バインと二重にかかるということです。
専用のブーツが必要になります。
ブーツも、バインも買い替えの時期であればよいですね。
リアエントリー タイプ
リアエントリータイプの始まりは FLOW から始まりました。
「リクライニングハイバック」として1996年に登場し、今までとは違う構造でリアエントリーと言う新しいジャンルが出来上がりました。
その後、SP United 、 K2 とリアエントリータイプの幅も広がっていきます。
リアエントリータイプは、ぱっと見普通のストラップバインと変わらない感じです。
ですが装着の仕方が違います。
踵側のハイバックを倒してブーツを挿入し、ハイバックを起して完成です。
ステップインタイプと比べてしまうと手間がかかりますが、こちらも慣れるとリフトを降りてそのまま装着可能です。
物理的に足の甲を覆うストラップがありますので、ステップインタイプと比べるとキッカー等での安心感があります。
FLOW
→ FLOW.com
1996年から20年以上の実績がある、ヒールアクセスアイデアの発案ブランド。
SP United
1990年より、オーストリア発よりスタート。2008年より独自エントリーシステムである「FASTEC」リアエントリーシステムをリリース。
この「FASTEC」のアイデアを使って色々なメーカーからリリースされているようです。
スプリットボード用のビンディングも発売されています。
K2 CINCH
「CINCH」も↑の二つのメーカーと似ていますがこちらはヒールカップがあります。
その点が K2 オリジナルの部分ですね。
K2「Cinch」について詳しく書いた記事↓
【K2 CLICKER ステップイン & CINCH リアエントリー の魅力。】
【メリット】
着脱が早い。
ストラップがついている為、微妙な調節が出きる。
専用ブーツを必要としないため、既存のブーツが使える。
物理的にストラップで覆われている為、外れる事が無い。
【デメリット】
ヒールカップが後ろに開くため、リフト待ちなどで蹴られてしまう。
バインディング自体が重い。
使用する前に、ブーツとのセッティングが必要。
ステップインタイプとは違い、多少の作業がある。
ヒールエントリーの魅力は、やはり既存のブーツがそのまま使える事が一番でしょう。
それと微妙な締め付け感の調節ができる事。
物理的な安心感。
ですかね。
ヒールエントリータイプは今まで気にしたことが無かったので調べてみると意外に多いことに驚きました。
おまけ
SNOWLOCK
ステップインを色々調べていたら、面白いシステムのメーカーを発見しました。
↑で紹介した3メーカーとは全く違うシステムです。
参照:snowlock_official instagram
どちらかというと ヒールアクセスシステム の分類に入るのかもしれませんが、それとも違う新しいタイプです。。
参照:snowlock_official instagram
バインのヒールストラップとハイバックの部分が取れる仕組みになっているようです。
キッカーでの映像もあります↓
参照:snowlock_official instagram
かなり衝撃に強いのかと思われます。トゥストラップが残っているおかげでしょうか?
詳しくは分かりませんが面白かったので載せておきました。
新しい発想のシステムが出てくるのは非常にワクワクさせられます。
頑張っていただきたいです。
以上、2017/18シーズン現在のステップインの状況でした。
やはり今季は BURTON の 「Step On」の発売が大きかったと思います。
これからもどんどん新システムの登場を期待したいと思います!
また改めて、詳細をまとめてUPしていきます。
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