今回は K2 のステップインタイプと、リアエントリータイプのバインディングの紹介になります。
ステップインタイプは「CLICKER」
リアエントリータイプ「CINCH」
以前紹介記事↓
もちろんノーマルなストラップバインもあります。
スノーボードバインを出しているブランドの中で、一番システムの種類が多いブランドではないでしょうか。
2016/17シーズンからは、gentemstick の玉井太郎 氏との共同開発のブーツ
も発売しています。
私個人的には、2017/18シーズンで一番好きなデザインでした。
積極的に色々と開発されていて、魅力的なブランド K2 から二つのシステムの紹介です。
K2 「CLICKER」 ステップイン
ケーツー クリッカー
こちらも「アキュブレイド」同様、自転車のペダルロックで評判だった SHIMANO が K2 と共同開発をした「CLICKER」モデルが現在も販売中です。
2016/17シーズンまでは「KWICKER」として販売していたようですが、2017/18シーズンからは「CLICKER」と名称を統一して販売しております。
YONEX の「アキュブレイド」と同じように足裏のつま先と踵に金具がついていて、専用のブーツとの二点留めシステムになります。
「アキュブレイド」紹介記事↓
また、メーカー非公認ですが、SHIMANO 製の古い「CLICKER」のバインとも互換性があり使用可能です。
その SHIMANO 製の古い「CLICKER」バインがとても軽量の為、
それを加工してクリッカースノーシューや、クリッカーアイゼンを自作されている方もいます。
(↑どちらも自己責任です。)
2017/18シーズン時点では対応ブーツは、
「COMPASS CLICKER」のみになっています。
K2 のブーツの Boaシステム は非常に優れています。
ブーツ脇についている Boa で靴の中のインナー部分の踵の締め付けを調整します。
中央の Boa で靴外側全体の締め上げをします。
内側のインナーと外側全体の締め付け Boaがわかれている為、非常に使いやすいです。
外側のブーツ全体を緩まなくても、中のインナーの締め具合を調節できてしまいます。
これは、画期的なシステムです!
昨シーズンまでスプリット用の「KWICKER BC」モデルがあったのですが、現在メーカーサイトには無くなってしまいました。。
スプリットボードでの数少ないステップインだったので残念です。
2018/19シーズンからは、新しいスプリットボード用バインが出るとか出ないとか。
メリット
着脱が早い。
ストラップが無い為かがむ作業がない。
反応が早い。
実績が長い。
K2独自のインナー調節boaシステムが使いやすい。
ハイバック、ヒールカップが無い為、運ぶ際かさばらない。
自作でクリッカーアイゼンなど作ることも可能。
(もちろんですが完全に自己責任になります。)
デメリット
ブーツとバイン両方の購入が必要の為、費用がかさむ。
足裏に金具がある為、ソールが多少厚い。
足裏の感覚が固い。
ブーツが重い。
ブーツが固い。
座って履くことが難しい。
ハイバックが無い為、引っ掛かりが少なくバックパックに装着しずらい。
もう一つ K2 には リアエントリータイプの「CINCH」というモデルがあります↓
K2 「CINCH」 リアエントリー
通常のストラップバインディングでの面倒な点は、ストラップをラチェットに入れる作業だと思います。トゥー側とヒール側、二つ入れるのが手間です。
リアエントリータイプでは、ストラップとラチェットはセットしたままなので手間な作業が省けます。
そこが魅力的です。
踵側のハイバックを倒して、足を挿入。ハイバックを起して装着完了。
と通常のストラップバインと比べると、装着がしやすいです。
またこの「CINCH」は、ヒールエントリータイプで唯一ヒールカップがあるモデルになります。
ヒールカップがある事によって、ヒール側のターンがよりストラップタイプバインにちかいと思います。
ストラップもヒールエントリー後に調節可能なので、ブーツをセットしてからは通常のストラップバインと変わりなく使えます。
慣れてくれば、リフトを降りつつ装着可能です。
ストラップがあることで、物理的にブーツが外れてしまう心配もないでしょうし、キッカーやパーク等でも安心して使えます。
そして一番は、どんなブーツも使用可能なところです。
ステップインバインディング合わせて新たにブーツを購入する必要がありません。
その他のリアエントリータイプバインディング↓
メリット
着脱が早い。
ストラップがついている為、微妙な調節が出きる。
専用ブーツを必要としないため、既存のブーツが使える。
物理的にストラップで覆われている為、外れる心配が無い。
デメリット
ヒールカップが後ろに開くため、リフト待ちなどで蹴られてしまう。
バインディング自体が重い。
使用する前に、ブーツとのセッティングが必要。
ステップインタイプとは違い、多少の作業がある。
終わりに
スッテプインタイプ と リアエントリータイプ を発売しているのは現状では K2 だけだと思います。
積極的に色々な技術に取り組んでいく姿勢がとても素晴らしいと思います。
そこから新たなアイデアが生まれ画期的なシステムになっていくのでしょう。
これからの新しいアイデアに期待したい K2 の二つのステップインでした。
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