スキー、スノーボードのワックスが不要になる!?「dps Phantom」wax革命なるか!?

参照:kickstarter.com

こんにちは。

いきなりですが、皆さんはワックスはどうしてますか?

最近の私は、シーズン前にベースを三回以上。

滑走前日に塗って、当日剥いで と結構真面目にやっていたつもりでした。

ですが、正直しんどいなと。。。

時間に余裕あるときは、ここら辺使って滑ろうとか、楽しみながら塗る事が出来るのですが。

余裕がない時は、寝る時間を惜しんで塗って剥いで。

でもって、次の日寝不足の中、滑ってみると雪と合わなかったり。。

ワックスしてない友人の板より走らなかったりと。。

私の塗り方に問題があるのかもしれませんが、来シーズンは違うメーカーを試してみようと、色々なワックスメーカーを物色していたのでした。

そんな中、そーいや去年 一回塗ったらOKなワックスの噂 聞いたな~と。

その時は「どうせ、そんな訳ないでしょう」と思っていましたが。

調べてみると、あらま。

スキー板メーカーからの発売ではないですか。。

しかも ISPO Award 2018 を受賞しているではありませんか。。

これは、これは、もしかして良いんじゃないんですか。。

て事で、今回はこちらです↓

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dps Phantom

参照:dpsskis.com

17-18シーズンに スキー板メーカーの dps が クラウドファンディングの kickstarter にてスタートした「Phantom」 。

ポリマーを滑走面に浸透させ、恒久的に滑走性を持続させるという特許申請中の製品。

kickstarter では、2,002人から $291,349 を獲得して商品化。

2018年の1月にユーザーに届けられました。

現在では「Phantom 2.0」にアップデートされ10月末には購入可能。

3つの特徴

・一度塗ったらwaxの必要無し。

・どんな雪質でもOK。

・ 環境に優しい。

これが本当なら、どんなに凄い事か。。。

参照:DPSskis YouTube

【 永続性は究極の利便性 】

これって、相当凄い事ですよね?

普通のワックスは滑走面の表面だけで、良くて数日間の効果です。

それに対して「Phantom」は滑走面のソール全体に浸み込む事で 恒久的 に効果あると。

本当ですか~?!!酸化しちゃたりしないの?

と疑いたくもなりますが。

これが本当なら、、、

まず、滑走前日のワックス掛け、剥がしが不要。(約1時間位の削減)

滑り終えた後の、酸化防止のワックスも不要。(約2,30分削減)

毎度の事なので、面倒くさがりの私には、これだけでも十分価値があります。

また、滑走面のベース全体に浸透している為、チューンナップでサンディングしてもOKだと。

凄い。凄すぎる。。これは革命です。

【 スピードとパフォーマンス 】

↑の表の青いラインが「Phantom」。赤いラインが滑走ワックス。黄色いラインがベースワックス。

横軸が時間。縦軸がパフォーマンス。

左が暖かい雪。右が冷えてる雪。

どちらの表でも一定の高いパフォーマンス。

さらに、暖かい雪では「Phantom」の方がパフォーマンスが良いと謳っています。

これは、これは。

春のストップ雪にも対応してくれているとは素晴らし過ぎます。

と思いましたが、その前の3つの利益では「厳冬期の雪の状態においては」と言っているので、あくまで厳冬期の温度が高い雪を指しているのでしょう。

ストップ雪に対しては、数少ないレビュー等を見てみると「言われてみれば多少は滑る」との事。

更なるスピードが欲しい時には、上から通常の滑走ワックスをかける事も可能だそうです。

さらにスプリットやスキーのシールにも影響無いとのこと。

【 環境への利便性 】

環境への負荷。

これは、ちょうど私もワックスの成分を調べていたところでした。

この「Phantom」は口に入れても安全との事です。

「今日の雪は明日の水」

とても響きます。。

やはり、我々はこの地球の素晴らしい自然の中で遊ばせてもらっている事、生かされている事を忘れてはならないんだな~と思います。

利用方法

参照:DPS Phantom Application from DPS SKIS on Vimeo.

内容物は、A剤、B剤、スポンジ、ブラシ、手袋。

ー6度〜40度の環境で、日光の紫外線での施工が必要。

①滑走面をリムバーなどで綺麗に。サンディングで一皮めくるのがベスト。

②赤い袋のA剤を良くもんで垂らしスポンジで伸ばす。

③日光の紫外線に1時間当てる。
(Phantom2.0の場合は1時間。初版のPhantomは3時間)

④余分な液はペーパータオルでふき取り、②と同じように白い袋のB剤を良くもんで垂らしスポンジで伸ばす

⑤日光で1時間。
(Phantom2.0の場合は1時間。初版のPhantomは3時間)

⑥余分な液はペーパータオルでふき取り、付属のコルクで磨き、ブラシで仕上げ。

最初の一本目は、全く滑らないとの事。。

徐々に滑走性能が上がっていくとの事なので、最初はスキー場で慣らすのが必要みたいです。

難点

・金額が高価。12,000円。

・最初の作業が手間。

12,000円と安くはないが 恒久的 に持続するのなら、かなり安いのではないのでしょうか。

また、ワックスを毎回かける作業に比べたらどれだけラクか。。

使用した方の感想は

実際に使用した方の感想としては、皆さん「それなりに滑るけど。。」という感想が多いです。

やはり温度の合ったワックスを塗った一本目のツルツル感は無いらしいです。

ですが、あくまでも楽しむ分には問題なさそうな感じです。

レースをするような滑走性を求めなければ、アリなのかなって感じの方が多いです。

皆さん比較的に好印象の感じです。

ただ、海外の方で厳しいコメントを残している方も中にはいました。

終わりに

18年の一月頃に販売になったものですので、まだ実績が浅いので何とも言えないのが本当のところでしょう。

18-19シーズンを終えて、ようやくきちんとした反応が見られそうです。

本当に恒久的に継続するのであれば、ワックス業界に革命をもたらす事は間違いないでしょう。

今後もこのような技術が各メーカーから出てきそうな気はします。

何にしても、めんどくさがりな私には、ワックスを塗り剥ぎする手間がなくなるのは魅力的です。

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